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2004/10/10 『中国のヨン様』 by 稲昌


  最近売り出し中の中国影星<映画スター>、金玉宝君、弱冠25歳。
  どうです、なかなか男らしい名前でしょう。
  その風貌は色白、長身、とてもスリム,ソフト、今風に言えば、
  なかなかの<イケメン>ですよ。
  縁なしメガネがよく似合って、フイと流し目くれた横顔には
  どことなく若者独特の<そこそこの憂い>と
  <そこそこの癒し>の表情がある。
  これまさしく、中国版のヨン様だ。
  そのうち彼出演の映画が本邦に紹介されれば、
  もう日本のおば様族を中心とする発情的フアンを
  ゲットすることは間違いないところ。

  中国の映画館は今日も盛況。テレビも毎晩八時になると<電影頻道>なる
  映画番組が連日全国放送されていて、
  いずれも庶民の娯楽の中心となっている。
  そこには中国人社会の親子の愛情、若者の恋愛、努力、勇気、忍耐
  様々な物語が取り上げられていて時たま日本人が登場することもある。
  まあこの場合だいたいが悪者役が相場で、
  戦争中の話になると、これでもかこれでもかと中国人民を搾取、
  痛めつけ、そして最後には中国人の主役の英雄に殺されてしまう、
  こう言う役どころ。
  ひとつ面白いことに気がついた。
  彼等の作る映画に現れる日本女性は、これは純情可憐、真摯妙齢、苦難に
  立ち向かう忍耐強い美形と言うところが、毎度毎度のパターン。
  いやはやその役柄の純真さには、私までもが涙して感激してしまうんだ。
  一度でいい、一度でいいからそう言う素晴らしい日本女性に
  お目にかかって見たい。
  そう思う。
  
  例の金玉宝君のマネージャー氏から連絡が入った。
  日本進出に先立ち、何か有益なアドヴァイスを願いたい、こう言うこと。
  <少し芸名を変えてみたらどうでしょうか、もっと珍しい印象的な
  名前がよろしいのでは>
  と申し伝えたところ、すぐに返事がきましたよ。
  <貴重なご意見を感謝します。少し名前を変えてみます。
   『金珍宝』にします。>
   と言われるが・・・これもチョットねえ・・・?        

2004/10/ 9 『中国人の、身振り、手振り』 by 稲昌


 中国人の古い友人達と話していると、たびたび口の中で
 チチチと細かな音を発し、独特の感情表現をする。
 意味するところは<不愉快である><はなはだ迷惑である>
 と言うことらしい。
 特別に何かを訴えようとしない場合も、彼等は大仰に手を振り
 体全体を使い、話の内容を強調しようとする。
 多分、中国人とか、もしかするとイラリヤ人なんかも、手を紐で縛ってしまうと、
 彼等は正常なコミュニケーションが出来なくなってしまうに違いない。
 こんど一度試しに縛りつけてみようか、、、、。
 彼等のことだ、そうされると、多分<チチチ>、あの変な音を出すことだろう。

 もうひとつ、中国人には特徴的な表現方法がある。
 手のひらに字を書いてみせること。
 普通の会話をしていても、たまに文字の<音>が正確に相手に
 伝わらないことがある、特に遠方に住む人同士が中国の標準語を
 用いて談話するとき、人の名前、土地の名前等のいわゆる<漢字>が
 話し言葉で正確に伝わらない場合、手のひらにその文字を指先で書いて見せて
 「この字だよ」と示す。結構有力な生活手段だと思う。

 日本人の手振り、身振りにも問題はある。
 中国のカラオケ屋さんの服務小姐(ホステス)さんなどに、デートしてくれと
 真剣にお願いしている御仁を見かける、その身振り、手振りは遠くから見ても
 すごくその意味するところが、分かりやすいんですよね。
 分かるどころか、どう言うサービスを要求しているのかも、見え見えなんです。
 海外に出たら我々日本国男子、堂々と、
 どこか毅然とした態度でいたいものですが。
 それ無理なのかなあ。無理。無理。         

2004/10/ 7 『中国人の食べる事』 by 稲昌


   全般的に中国の人は(食べる)ことをとても大事にしている。
   食事を摂る時刻、時間も大切にしているようだ。
   だから、麻雀をしながら、ラーメンの器を持ったまま、ポンだチーだと
   やっている我等の姿をみたならば、それはもう狂人に等しい輩の
   所業であると思うに違いない。
   彼等ならば、そのゲームを中断して、別室でしっかりと食事を摂り、しかる後
   また、ポン、チーの世界にドップリと浸ることになるのが、あたりまえ。

   一説によると、航空機のパイロットもそうだと言われる。
   高空を飛行していても食事の時間になると、「これではいけない」
   最寄の飛行場に降りてきて、そしてしっかりと食事をする。
   そしてまた飛んで行く。まあ、これは私の作り話ですが。

   中国の商人の場合、ご自分と誰かさんの関係はと聞かれると、
   その親しさ、交流の深さを説明するのに、<私は誰々さんとは、何回
   メシを食べた仲です><昨日、彼とは食事しましてねー>とか、食事がその
   バロメーターになっている。
   日本では、ゴルフ場に一緒に出向いた回数、酒席を共にした回数等が
   これに相当するのでしょうか。
   いずれにしても、社会奉仕、福祉活動、文化活動に 
   積極的に参加した回数とかではないことは共通していて
   日中お互いさまである。

   中国人の宴会は賑やかさが基本。
   無論、飲めや歌えが常識である。
   十人程度で始まった宴席も、いつの間にか二十人、いやもっと参加者が
   ドンドン増えてきて、その実態は、遠慮と言うものがない。
   それでいいんです。
   誰が最終的に勘定を持つのか、そんなことどうだっていい。
   私なんか、これだと分かるともうシメシメ、
   走って行ってこれには同席しますよね。
   喜ぶこと、楽しむこと、そして主催者側にしっかりとお礼を言うことが大切。
   
   でもね、“こいつ一体誰なんだ!”
   このように言われて、つまみ出されたことも4,5回ありましたけどね。。     

2004/10/ 6 『中国人の新人類』 by 稲昌


   福建省、アモイの大学で基礎化学を教授する友人が、突然大学を辞めた。
   「やってらンない」、大変ご立腹の様子。
   教室に出てくる学生達がここのところ、ずーっと理解しがたい連中で
   ついに我慢が堪らず、「もーやめた」になったようだ。
   
   中国では教職にある方々は思いのほか優遇されていない。
   それではいけないと、教師を敬う日を創設して、(先生を尊敬しよう)
   運動をしているが、どうも今のところ人気のある職種ではない。

   それはそうと、アモイの友人が言う現代中国の大学生気質とされるものは、
   伝統的な中国文化、生活習慣にたいした興味もなく。
   教室に出てきても、基礎的な学問に興味を持たず。
   政治活動、社会活動、文化活動等にも一切の興味がなく。
   共通していることは、無気力。たまに積極的に動き出すとなれば
   その動機は出来るだけ楽して<金儲け、金儲け>と言うことらしい。

   こうなると、或る部分どこかで聞いたような話でもある。
   「 同じかどうかわからないけれど、日本には(新人類)と言う
    言葉があるよ」と伝えたところ、彼は膝を打って、まさしく
   あの連中は中国版の新人類だと断定した。

   そして、その大学を辞した友人は、小さな個人会社を起して社長になった。
   「 今どき、基礎化学の先生なんかやってられない。」
   「現代中国には多くのビジネスチャンスがあるんだ。」
   さらに彼が言うには、これからは、<楽して、金儲け、金儲けだ!>と。     

2004/10/ 5 『お茶を試飲すること』 by 稲昌


   中国の烏龍茶の箱にはいろいろなマークが記載されている。
   <K>印は鉄観音茶、<S>色種茶、<Y>は水仙茶。
   これにそれぞれの等級を意味するマークがある。

   我々お茶屋はこれらの印を見ながら、茶葉を手にとってそれに
   鼻をこすりつけたり、実際に茶碗にお茶をいれて試飲したりして
   <どうかな、どうかな?>と思いながらそのイメージをまとめて見る。

   一般的にお茶屋が恐怖するのは、
   実は<美味しい>とか<不味い>とかの
   問題ではなく、お茶の持つ<臭い>。
   生活する中でも、変なにおいだけには敏感で、
   家人が作る食事のまずさにはこれで結構鈍感でいられても、
   香水、石鹸、芳香剤には強く注文をつける。

   さて、タバコはこの仕事に有害か、そうでないのか。
   ある人は絶対に<ダメ>と言う。鼻の奥の敏感な部分によくないと言う。
   そんなことはない、まったく関係ない、と言う人もいる。
   
   もっとよくないのは、刺激的なホットな味の食べ物だ、と言う人もいる。
   だから納豆には辛子を入れない、キムチは食べない、
   タバスコもダメ、等々。

   さらには、お酒もよくない。あれを慢性的に飲んでいると
   本当の微妙な味が分からなくなる、そう言う人もいる。
   お酒を飲んでも、絶対にそんなことはないと
   命がけでそう主張する人もいる。

   それでも、中国のお茶職人を見ていると、
   タバコを横にくわえプカプカさせながらお茶の試飲をしているし
   唐辛子入りの焼飯なんかお代わりして食べている、
   お酒だってガンガンやっている、
   それでも大丈夫、お茶の味は分かりますなんて言って、
   自己規制的、禁欲的なところはまったくない。

   私の場合、風邪気味の時と、それと女房殿にブン殴られて、
   気が立って入るとき、どうも落ち着いてお茶の味見れないな。。     

2004/ 8/ 27 『中国のお酒事情』 by 稲昌


   一日の仕事を終えて、我家に帰り一息入れてから、まず<一杯>。
   冷たいビールでもOK。水割り、ウーロンハイ、などもまたOK。
   日本では日常化しているこの習慣も、中国ではあまり見かけない。
   大方の中国人はお酒が大好きだ、< 五良液 >、< 茅台酒 >等々
   高額の銘酒を別にして、一般的な中国酒は随分と安価。
   ビールと冷たくしたコカコーラはおおよそ同じ値段でもある。
   それでも、独りじっくりと楽しむ<晩酌>の習慣はまずない。
   理由は何か、どうしてか?
   よくわからない、単なる彼我の習慣の違いなんでしょう。

   それでは、大のお酒好きがおとなしく暮らしていけるわけがない。
   チャンスを待ち、そして作ればいい。
   その一。親戚を我家に招待する。
   その二。友人達と謀りレストランで外食し、かつ<鯨飲>する。
   その三。恒常的に会社の予算でバンバン、宴会を挙行する。
   夕方の食事時、街中の<飯店>はこの呑み助共で溢れかえる。
   「 もっと飲め、もっと飲め。 」
   お互いに競争して、酒を勧め合い、「 いやー、ダメだ、もー、ダメだ。 」  
   と言いながら、いつまでも飲んでいる。
   この点、日本も中国もあまり変わりはない。

   ひとつ<おや?>と思いつくことがある。大量に飲酒しても泥酔の結果
   酒でつぶれる人を見たことがない。喧嘩する人も見ない。
   いい機嫌になって、ウエイトレスさんのスカートなんかをちょっと
   めくりあげる人も、まず見たことないな。 
   聞いて確かめた訳ではありませんが、中国人のお酒の席での約束事は、
   楽しく飲み、またしっかりと帰宅することにあるのではないか、そう思う。
   でも翌日、二日酔いでボーっとしている人けっこう多いはずですよ。        

2004/ 8/ 26 『お茶と虫歯』 by 真さん

暑さが和らいできました。なんだか寂しい気もします。

先日、『茶の科学』という本を読みました。
その中身は…。なにやら、化学記号やらグラフやら、はたまた音読すると舌をかみそうなカタカナばかりで、なんだかもう…。読み進めていく時間と正比例するかのごとく眠気が…zzz…失礼。

そんな中、格闘して仕入れた豆知識。
お茶に含まれるポリフェノール。一言でポリフェノールと言っても、“茶のポリフェノール”として、70種を超える成分に分離され、構造が明らかにされているそうです。…すごいですね。

また、お茶の抗菌効果等は良く知られた話しですが、虫歯菌等にも効果的だそうです。
曰く…“生理食塩水中のS.mutansは粗カテキンをわずか0.05%添加するだけで死滅に向かうことが明らかになり、またラジオアイソトープでラベル化したスクロースとS.mutansの産したGTFの混合液に茶ポリフェノール類1〜10mg/mlの添加で著しい不溶性グルカン生成阻害能を有していることが分かった。”…とのこと。
要するに…茶ポリフェノールの成分である粗カテキンというものは虫歯菌の殺菌効果があり、また、茶ポリフェノールは殺菌だけでなく虫歯菌の増殖を抑え、歯垢をつきにくくする効果があるので、虫歯予防に効果がある、ということのようです。ここまでくるのに40分はかかりました。勉学をおろそかにしてきた過去を恨みます。

今後もめげずに“お茶の効能”に関しても一層の勉学に励むことを誓いつつ、頑張っていきたいと思います。本当に役に立つ豆知識を紹介できることを祈りつつ…失礼いたします。     

2004/ 8/ 25 『中国を旅する方々に』 by 稲昌


  近日、中国旅行に出かける方々に、一つご注意を。
  すぐには訳がわからず、納得できませんが、お酒でも
  お茶でも飲料水でも、これを航空機の中に持ち込ませないんだ。
  国際線で中国の空港に到着、入境の手続きがおわり、国内線に
  乗り換えようとする、このとき液体品を手荷物として、航空機に
  もって入る事が許されない。

  搭乗手続きが済んで、荷物検査が終わるその先には、いくらでも
  飲料水等売られているのに、外部で購入した液体品はダメと言われる。

  人並み以上の呑み助である私は、信楽焼きのタヌキさんのように
  その日の晩酌用の一本を大事にぶる下げて、荷物検査に向かう。
  空港職員は待ち構えたようにして、有無を言わさずその飲み代は
  没収と相成るわけ。
  納得できるわけがない。

  事由はこう言うことらしい。
  以前、中国の不心得者が酒のビンにガソリンを入れて、それを航空機に
  持って入る不祥事があったらしい。時局柄、不審な飲料水物品は全部
  没収。
  こう言うところがいかにも中国らしい。
  なにせ役人なんて、山ほどいる国だ、そして役人は規則や法律を喜んで
  作る、そうすることがご自分たちの使命だと固く信じている。

  それでも私は収まりませんね。
  <解った。それならば仕方ない。でもあんた方、その没収したお酒を
  まさか、罰当たりにも捨てたりしないだろうね。>

  返事に曰く、<没有、没有。>そんなことはしないよ、とこうだ。
  そして、私の怒りは天を突く。
  <そんなら、いったいどこのどいつが、飲むんだ!、許せない!>

  まあ、この辺がいかにも呑み助の日本人らしいところ。     

2004/ 8/ 24 『母親学級』 by
 朋ちゃん

 出産する病院での母親学級に参加してきました! 今月の母親学級は、9月末〜10月半ばに出産予定の妊婦さん中心で、今回は23人 いました。月に2回あるので9月末〜10月半ばに出産予定の妊婦さんは50人位い るようです。私と同じ予定日の妊婦さんもいました!今月は1日平均3〜4人の小さ な命が誕生しているみたいです(^−^)
 母親学級のカリキュラムは、ビデオ(出産例)、CD(イメージトレーニング)、 栄養指導、分娩トレーニング、院内見学、テイータイムでした。
 CD(イメージトレーニング)...?と思う方も多いでしょう。この病院の分娩は ソフロロジー式分娩といって、イメージトレーニングによって自分自身で意識のコン トロールを行い、物事をプラスに考え、分娩はBGMを聞きながらリラックスした状 態で静かな優しいお産が望めるという分娩法です。呼吸法も今までの「ヒッヒッフー」 ではなく、腹式呼吸でゆっくり「フーフー」と呼吸します。呼吸法や分娩トレーニン グは2人1組のペアーで相手がちゃんと出来ているか確認しながら練習しました。本 を読んで頭で理解していても、実際やってみると結構難しかったです。
 院内見学は、お部屋が満室だったのでお部屋は見れませんでしたが、その他の設備 は全部見れて、分娩室では実際に分娩台を体験することが出来ました!その後のテイー タイムは、お茶と手作りケーキが用意されて、グループにわかれて会話を楽しみまし た。それまではみんな緊張していたのに、やっぱり女性はケーキがあると会話も弾み ますね!ケーキのおかげでみんな仲良くなれました!最後は明治乳業さんと森永さん から、お土産にジュースや妊婦さんに良いミルクを沢山もらっちゃいました!
 今回、母親学級に参加した事で、お産の一通りの流れが分かったので良かったです! ぶっつけ本番だと、きっとどうしたらいいか分からなくて大変なことになると思いま す。母親学級は今回で終わりです。あとは週に一回の健診を受けながら、出産の日を 待つだけです★  


    

2004/ 8/ 23 『中国茶器 2』 by 社長

   宜興は上海から西方240k、太湖という大きな湖の北側にあります。紫砂と呼ばれる 陶土が古くから産出され、陶器の生産が、盛んに行われてきたことは、前回もお話しました。 宜興の陶器の歴史は、一説には有史以前からのものという説もあります。現在も深い土の中 からは土器のような生活雑記が、多数出土されます。その精緻なできばえには驚かされます。

  宜興の茶器は、主に生活用品として造られてきましたが、明時代ころから優れた名工が多く 輩出し、優美な茶器を作りこの原型が、現代に受け継がれ、他に類を見ることの無い特徴 ある陶器が作られてきました。

 宜興での食事は、ホテルの近くのレストランに出かけるのですが、大抵は徐さんとか王さんとか 一緒になります。食事をしながらその日のスケジュールを決め、仕事の打ち合わせをし、なおかつ お互いのプライベイトな情報にまで及びます。徐さんおところでは小学校の女の子が居るのですが、 国の一人っ子政策もなんのその、この夏にはもう一人生まれる予定だとか。。。

宜興は太湖の湖の幸が豊富で、魚、海老、貝、等、とても安価に食べられます。基本は醤油味 なので、(厳密には日本の醤油と味が違うなどと、言う人も居ますが、素材の味が良いためそ んなことはどうでも良くなってしまいます。とにかく美味しいのです。)ちなみに豆腐や厚揚げなどは まったく日本のものと同じです。ただ日本人同士でレストランに入っても相当の中国語の達人でも メニュウを見ただけで、その料理を当てることは困難でしょう。最近は徐さんに任せておくと勝手に 私たち口にあった物が出てきます。これはとても有難いことです。

工芸茶・花茶を仕入れました。 もうすぐ売り始めますよ!!。
2004/ 8/ 20 『中国語は面白いぞ』 by 稲昌


   成田空港出発ロビー。
   大きな本屋さんの書棚には、各種各様、外国語の会話教本、辞書等が
   たくさん売られていますよね。
   日頃、語学能力の不足を痛感する私にしてみれば、
   出かけた先の外国の街で
   何とかコミュニケーションが出来ますようにと、<お守り>のつもりで
   買って持って行くんですが、辞書なんて重たいばかりで、
   あまり役には立ちませんね。
   思うに、<旅の時間>と言うもの、かなりのスピードで流れていくから、
   毎度毎度「エーと、エーと?、これなんて言う意味かな?」立ち止まり、
   辞書を引っぱる時間的余裕なんて無いのが、その実情なんですね。

   中国を旅していて、吾等がご先祖様に深く感謝するのは、よくぞかつて
   中国漢字を受け入れて、
   それを現代に至るまで実生活に使ってきてくれたこと。
   実に実にありがとう。感謝感謝ありがたい、そう思う。
  <新鮮的服務小姐、熱烈歓迎>、<公厠>、<汽車、火車>。
   だいたいこの文字の
   意味するところは解る、理解したつもりでも、その実態をさらに知るにつけ、
   あとで歓喜したり、驚いたりしますけれど。

   問題はその<会話能力>だ。
   さーて、どうしましょう。
   これについてはあまり正しいコメントが出来ませんね。
   私の場合、福建省の山の奥、
   かなり独特な地方言葉の訛とその生活習慣の中で
   ポツリポツリと憶えた普通語ですから。
   ひとつだけ良い点といえば、発音だ、四声だ、ピン音だと、中国語学習の
   開始時点で出くわす厄介なことに、現地の誰もが<没関係>、そんなこと
   どうでもいいことだと教えてくれたことだ。もっと大事なことがあるよと
   教えてくれたことだと思う。それで私は中国語が嫌いにならなかったんだ。
   語学学習は<学問>の世界の話とはまた少し違うようだ。
   もっと自由で、楽しく面白く、それでけっこう役に立つ。
   間違い、勘違い、大失敗、これが大歓迎される世界なんだと思う。     

2004/ 8/ 19 『傾家湯産』 by 真さん

暑い日が続きます。そろそろ暑いのにも飽きてきました。

愛犬の蘭丸は日中散歩に出ると20分後には歩くのを拒否します。自分から散々散歩の催促をしておきながら結局、道端に寝転び、舌を出し、主人に抱かれて帰ります。そしてまた散歩の催促をします。…おいっ。

さて、犬の話はさておき、お茶の話をしてみたいと思います。

最近の個人的なブームは、東方美人です。このお茶は烏龍茶(半発酵茶)のなかでも、特に発酵度が高いお茶で、他の青茶に比べると紅茶に近いお茶です。水色は紅茶に近い濃い杏色で名前の通り上品なシャンパンの様な香りと渋みが無く、フルーティーで蜂蜜のような甘い味わいがあります。

このお茶にはウンカと呼ばれる虫の食害にあった茶葉を使い、また、そうした茶葉のほうがお茶自体を美味しくするといわれています。ウンカ…漢字で書くと…分かりませんが、害虫すら味方につけてしまう、すごいお茶ですね。

個人的に、色々な所で買って飲んでみるのですが、それぞれ微妙に味、香りが違うようです。自分好みの物を見つけるのもお茶の楽しいところ。何かお勧めのものがあったら是非教えてください。

ただ、東方美人となると値段なんかは結構…ですよね。
    

2004/ 8/ 17 『はじめまして』 by 朋ちゃん

はじめまして!産休に入った朋です。
ワタクシ只今妊娠34週(9ヶ月)、里帰り出産なので、今日これから実家に
帰るところです。もうお腹がパンパンで、今にも産まれそうです。
赤ちゃんは女の子で、名前は「はな」ちゃんです。「はな」という言葉には
花以外にも最初という意味の「端」という意味もあるそうで、
第一子の子供にこの名前をつけました。(社長の初孫です)
はなちゃんは、とっても元気が良く、最近はパンチとキックの力が強くなって、
お腹を見ていると手や足の形がポコンとでるのがわかるほどです。
特に夜中になると激しく動き出して、痛いのとくすぐったいのとで、なかなか寝付け ません。 でも、かわいいわが子です(^−^)
以上、私事になってしまいましたが、初めての日記でした★


    

2004/ 8/ 13 『冷茶』 by 真さん

暑い日が続きます。
暑い時には暑いモノを…等と、昔から言われていますが…やっぱり手が伸びるのは冷たい飲み物であって…。
今年は猛暑がつづき、どうやらペットボトルの飲料は随分と売れているようです。確かに、ペットボトル入りのお茶は便利ですし、おかげで冷たいお茶はものすごく身近なものになりました。各飲料メーカーさんも熱心に研究をしていらしゃる様で、随分と飲みやすく、おいしいお茶も沢山あります。
でも、自分の好きなお茶で冷茶を作る場合、皆さんはどのようにしているのでしょうか?そこで、独自の世論調査の結果を報告させていただきたいと思います。

まず一つ目。氷で冷やす方法。これは最もシンプルなやり方です。氷を沢山入れたグラスの中に少し濃い目に淹れたお茶を注ぎます。氷が解ける分を計算して濃さを調節するのがポイントですが、この方法ならいつでも手軽に楽しめます。

二つ目。薬缶で沸かす方法。これは一度に沢山出来るのがうれしいです。まず薬缶(2?〜3?位)にお湯を沸かし、お湯が沸いたら火を止めます。その中に茶葉をお玉3分の2〜1杯分位を目安に入れて、お湯が冷めるのを待ちます。冷めたら容器を移し変えて冷蔵庫で冷やして下さい。苦味や渋みが出過ぎないように茶葉の量を調節するのがポイントです。冷たいお茶をガブガブの見たい人にはこの方法がお勧め。

次に三つ目。コーヒー用のペーパーを使う方法。コーヒーを淹れる要領でお茶を入れます。コーヒーペーパーに茶葉を入れ上からお湯を注ぎます。下から出てきたお茶を冷やして飲みます。あらま簡単。こうすると確かに茶葉が開く前にお湯が通過してしまいますが、余計な苦味や渋みがでないので、意外と冷茶に合うお茶が出来ます。ジャスミン茶等の花茶でやると上品に出来上がります。是非お試しください。

以上。報告終わりです。個人的には冷茶で飲む場合、黄金桂のようなあっさりと上品なお茶のほうがお勧めですが、是非皆さんも冷茶にチャレンジしてみてください。そして、何かおいしいお茶がありましたら教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。では。
    

2004/ 8/ 12 『中国を旅して』 by 稲昌


     師傳<親方さん>

     中国を旅して必ずお世話になるのが、車の運転手さん。
     平素は尊敬の気持ちを込めて、師傳<親方さん>と呼びます。
     ひところ中国の若い女性からは<将来、結婚するとしたら
     プロの運転手さんに嫁ぎたい>、とモテモテの職業でしたね。
     働けば働くほど収入が増えて、結構実入りも良かったようですが。
     
     時代はすぐに変わります。今日ではそれほどでもない様子。
     何しろ運転手さんの数が増えてしまい、当然車の数も増えに増えて
     ちょっとした街では交通渋滞は日常茶飯。
     車の値段は一般物価に比較して、えらく高価なんですが、そこはそこ
     中国のことですから、どこかにちゃんとお金があって、結果として
     車も増えるわ、運転手さんも増えるわ、と言うことになります。

     それでも私たちは、運転を職業とする方々を、師傳と呼びます。
     まず簡単な車の修理は、自分の技術でなおしてしまう。技能者なんだ。
     横断歩道は車優先が常識、人、自転車、多少の障害物は蹴散らかして
     それほどの大事故も起こさずに、目的地に向かってみせる。
     さらにすごいと思うのは、4時間、5時間程度の連続運転は、けっして
     長距離運転とは考えない。平然としてハンドルを握る。

     今年の春ごろから、どうも長距離トラックの師傳さん達、元気がない。
     高速道路の入り口では次から次と、過積載、交通警察に検挙されている。
     10トン車に20トン積載するのが常識の業界で、何をいまさらと
     考える彼等だ、当然のように重量に耐える車体改造はしてある。
     それではせっかく立派に作った高速道路がすぐにガタガタになる訳で、
     国家にとっても大問題。生産地から積み出し港まで間違いなく商品を
     運搬できるのか、大丈夫か、車はあるのか、「オイ、どうなんだ?」
     最近の師傳たちは同じ返事をしてくる。「人都不知道」<Nobody
     knows>、そんなことわからねー、って。
     日頃使い馴れたトッラク軍団が突然消えて無くなったお話。
     困った。困った。     

2004/ 8/ 11 『アジア杯に想う』 by 社長

 中国でのアジア杯における日本に対する態度は、信じられないものがあります。
 私達が中国で仕事をする場合には、お互いビジネスをはさんで接しています。
 その話し合いの中で、いつしか お国は違えど、相手の人間性を感じたり、結局は心が通じた段階での取引となります。そういったイーブンな関係で人間同士として接しておりますので、あんなことが起こりうるのかと、びっくりしてしまいました。
 中国の私達の取引先は仕事熱心で皆よいひとばかりでお友達(朋友、ポンヨウ)だと思っております。彼らにアジア杯のことをどう思うか聞いてみたら、きっと首をかしげて困惑すると思います。
 対中国のビジネスを展開していらっしゃる方は皆さんアジア杯のような対日本人感情は経験したことがないものと思います。
 2008年の北京オリンピックまでには、中国のどこに行ってもスポーツマンシップを心得た 中国であることを切に願う次第です。。


家に咲いた紫陽花です。 思えば6月から暑かった・・・。
2004/ 8/ 10 『お茶の話 <その一>』 by 稲昌


   お茶屋がお茶の話を始めますとね、
   どうしてか、やたら長い長い話になります。
   饒舌禁止。出来るだけ短くお話しましょう。

   烏龍茶を作る上で、雨の日には茶畑の生葉、収穫できません。
   雨の日が続くと、お茶の葉はグングン成長しますが、それでも
   茶葉の収穫は出来ません。黙って見てるしか仕方がない。
   理由は簡単で、烏龍茶は茶葉を摘採した後、
   微かに始まる発酵<萎凋>
   すると言う特性を生かして加工を進めますが、
   茶葉の表面に水分が残ると萎凋が実現されず、
   良い烏龍茶を作る第一条件が満たされない、
   こういう訳です。

   今年の烏龍茶生産はどんなものか?気候条件としてはどうか。
   福建省を例にとりますと、5月初旬に少し降雨を見ましたが、
   そのあとまったく雨が降らない。
   それなら、よく萎凋が進む、高品質の烏龍茶が沢山できたのか、
   実はそうでもないんですよ。
   残念な気持ちを抑えて申し上げます。
   雨が少ない年は茶畑の生葉が元気に育ってくれない。
   収穫量は当然落ちる。
   中国の製茶シーズンは5月から7月末ぐらいが中心で、
   年産の8割を作るので全体的には、
   昨年に続き今年も減産年になると思います。

   品質面ではどうか、良いものを作る農家は、
   やはりいいものを作るでしょう。
   そうでないところの作り手は、どうしてもだめでしょう。
   農産品とはそう言うもの、きちんと選別して買い付けをすすめること、
   これが私どもの仕事です。    
    

2004/ 8/ 9 『中国茶器のこと』 by 社長

太湖の北西に位置する宜興は紫砂という急須に適した独特の土の産地です。町中が陶芸で生計を立てている特別な産業の町です。
車が宜興の町に近づくと、先ず目につくのは、
道の両側に並んだ大きな鉢を山と積み重ねた店店店。。。
それはもう雨が降ろうが、風が吹こうが店先に置かれたままです。
その鉢のサイズは人口12億を抱えている中国大陸に相応しく
直径1メートルはゆうにある物もざらです。
この鉢に土を入れて木を植えたら、
もうそこから金輪際動かないだろうと思われます。
そうかと思えば、市場に行くと茶器を中心とする陶器の店では
それぞれの陶工達が繊細な感性と技術で切磋琢磨して茶器を創っています。
どれをとってもそれぞれの個性があり、
いい加減なものは何一つありません。
その中で 私達が、宜興に行くと、
必ずむかえに出てくれるのが、徐さんです。
その徐さんの工房はもちろんのこと、何軒かの個人の工房や、
国営の工房兼展示場を案内してくれます。
そういうなかで私達の買い付けは始まります。
それでは今日は徐さんの工場の写真と宜興のホテルの
隣のレストランで撮った写真を添付して、またこの続きは来週にします。

茶壷がでかい! 並んでパチリ!!
2004/ 8/ 5 『商売の達人』 by 稲昌


   いつも感心することがある。ものを売ることに関しては中国の商人
   商売の達人だ。
   道端で葡萄や西瓜,桃を売る屋台の果物屋さんがいる、もちろん
   値札などつけてはいない。買い物客が現れると瞬時に誰にいくらで
   売りつけるか、それはもう電脳<コンピユーター>的速度で判断して、そして
   多少の交渉の余地はあるとしても、きちんと売ってみせる。
   実に日本商人、有能なセールスマン、
   大手商社の営業マン等々をはるかに凌ぐもの がある、そう思う。  
   それならば我等、この中国の商売の達人にどのように対抗したらよいのか。
   お教えいたしましょうか。
   それはね、私なんかは
   <もう、絶対に勝てないと、覚悟すること>
   そう言うこと。
   情けないですね。
   そして思う、五十円、百円の買い物に命がけになることに、どれほどの
   値打ちがあるのか。もっと他に神経を配ることがあるんじゃないのかと。
   最近は達観してきましてね、<さーさ、おやりなさい、やんなさい、
   高値販売どうぞどうぞ、やりなさい>と考えることにします。
   中国を旅して一番大事なことは、何とか目的を果たして、そして無事に
   命永らえて帰国すること。

   さて、商売の達人方々にも弱いところがあるようですよ。
   きちんと儲ける人、それならば賢くその稼ぎを使うのか、
   と言えばどうもそうではないようです、賢明な使途とは
   およそかけ離れた無駄使い、やっぱりしてますね。
   彼等と我等の名誉のために詳しくは申し上げませんが。
   なんでも開放改革路線の政策はその副産物として、
   昨今結構<色っぽい>ところも多く輩出した様子でしてね、
   変なお金の使い方、この点日本も中国もそれほど違いはなさそうです。    
    

2004/ 8/ 4 『お前アホか』 by 稲昌


    7月末の中国出張は成田から杭州へ。
   「 お前、アホか? 」
    杭州の空港に出迎えてくれた現地の友人、開口一番こう言った。
    こんなクソ暑いシーズンに宜興に行くなんて、正気の沙汰ではないと。
    事実その通り、背中を焼かれるような熱暑でした。

    日除けの帽子が蒸れるようで、我慢たまらず理髪店で散髪してもらう。
    日本円で200円ぐらい。居眠りしていた。
    「 ハイ、出来上がりましたよ 」
    あっ!と思った時はすでに遅かった。バリカン中心のヘアカット、
    鏡の中の自分の姿、どう見ても江蘇省宜興の人になっていました。

    私の宿泊するホテルは丁山鎮の<上海宜興飯店>、仕事に便利だから。
    宜興陶器の買い付けは、結局はここ丁山か丁蜀鎮で生産したものになる。
    陶器市場にも近い、数多くの個人工房もこの地域に集中している。

    宜興を旅する方々に、ひとつアドバイスを。
    旅の途中どうしても荷物が増えてしまう、そのような時は新しく頑丈、
    高価な旅行かばんを買うことないですよ、
    適当な大きさのカートンボックスが手に入る(無料では無理かな)
    この中に衣類等に包んでドンドン陶器をしまおう。
    空港に着くとバンドルをかけてくれるところがある。
    10元(130円)払うとしっかりと梱包してくれる。

    前回注文しておいた茶器の検品。まもなく寧波港から船積する。
    七割が合格、およそ三割が不合格。仕上がりが悪いときは必ず
    ダメ、と言う。きちんとそう言おう。
    そうでないといつまでも良いものが出来てこない。     

2004/ 8/ 3 『日記です』 by 社長

 明日からスタッフの一人 朋さんが、産休に入ります。
寂しくなりますが、最近は、お腹の出っ張り具合も顕著になり
 歩く姿も、ちょっぴり不安定で、
「つまずいたり、ぶつけたりしないでね。」と、
こちらも気を使うことしきりですので、まあ、仕方ないですね。
 7月の月末の整理がまだ尾を引いていますが、
7月28日に中国より帰国した稲昌が、 宜興と徳化で沢山茶器茶杯を仕入れてきてくれましたので、
またその写真撮影をしなくては、と思っています。今日も本当に暑い日でした。


2004/ 8/ 2 『日記です・・・』 by 社長

 台風10号が小笠原沖に発生しましたが、
横浜を避け西のほうに向かいましたので、今日の天気予報ははずれ、
雨は降りませんでした。
高知方面の方は大変だったようで、9号の北陸への被害を思うと、胸が痛みます。
 さて、ようやく(有)萬里工芸のホームページが、本日立ち上がりました。
前々から望んでいたのですが、なにしろ少人数で、なにやかや追われている毎日ですので、、、、、、
等など、、、EXCUSEは多々ありますが、
弁解をつらつら並べるのは見苦しいので止めにして。
ともかくこの度パソコンにめっぽう強い稲健が、
一肌脱いでくれて、SLOW STARTでは、ありますが、
NETでの、あきないを展開できる運びとなりました。
同じく楽天市場の方にもDOMAINを獲得できております。
土日返上の在庫整理からはじまり、産みの苦しみも多々ありましたが、
「中国茶器と中国茶の萬里工芸」が、NET BUSINESSのONE STEPを踏み出すことが出来、
感激もひとしおです。











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